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【弱者の戦い】ランチェスター戦略でブログを収益化

【弱者の戦い】ランチェスター戦略でブログを収益化

「ランチェスター戦略」って知っていますか?

マーケティングの勉強をしていると必ず出てくる、言わば必須科目です。

ブログで収益化を目指そうとして日夜がんばっている皆さんなら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

でも、具体的にどんな戦略で、それをしっかりと実践している人はどのくらいいるでしょうか?

正直言うと、私はまだまだ実践し切れていません…

マーケティングの戦略や戦術、手法は様々なものが世の中には溢れているのですが、特に個人でブログやSNSで活動している人はビジネスに落とし込めていない場合が多いですね。(自分も含めて…)

そんな個人で活動している人ほど、このランチェスター戦略が必要で、大事な戦略になってきます。

「ターゲットを絞り込むなんて市場を小さくしているだけだからもっと広く売り込むべきだ!」

みたいなことを語っているツイートを見かけることもありますが、個人が企業と同じ土俵で戦って勝てると思いますか?

こんな発言は企業に負けないくらい強い商品を持っていて、企業に負けないくらい顧客を抱えている個人じゃないと戦えないので、単なる逆張りで悪目立ちした人の戯言だと思ってください。

弱者には弱者の戦い方があります。

ブログを始めたばかりの私たちには、私たちなりの戦い方があるということを知っておいてほしいです。

そして、学んで身につけたマーケティングは実践してこそ意味のあるものになります。
今回はランチェスター戦略の基礎について紹介し、ブログ運営に落とし込んだ実践方法について解説していきます。

この機会に一緒に学んで、ぜひ実践してみてください。

ランチェスター戦略の基礎

ランチェスター戦略は、第一次世界大戦の頃にフレデリック・ランチェスターという人物が自身の著書で発表したものです。

ランチェスター戦略は大別すると、

  • 戦力の大きな「強者」と戦力の小さな「弱者」
  • 剣や槍、弓などを使った古典的な戦闘と銃や大砲などを使った近代的な戦闘

を元に分類してその戦い方を法則として導き出したものになります。

1914年頃に発表されたものなので、古い戦略だと言われることもありますが、1984年以降には経営戦略に応用してその効果が証明されています。

もしかしたら、ビジネス界のものすごく偉い人が研究して、現代は情報戦を中心とした第三法則みたいなものが生まれるかもしれませんが、少なくとも弱者である我々がこれから戦いを挑む場合の指標としては十分に効果のあるものだと考えています。

ランチェスター戦略は、戦いが終わった時にどちらがより兵力を残しているかを算出し、より兵力が残っている方が勝利するという前提に基づいて考えられています。

基本的には、「兵力と兵器」の数や性能によって勝敗が左右されるという考え方に基づいています。

第一法則

「第一法則」では、剣や槍、弓矢などを使った古典的な戦闘を想定した法則になっており、基本的には「個人vs個人」の戦いが集まって、「集団vs集団」の戦闘になっているのが特徴です。

この場合、「兵力×兵器」の値が大きいほど戦力が大きいと言えます。

同じ兵器を持っていれば兵力の大きい方が、同じ兵力であれば兵器の性能が高い方が勝てるということになります。

この第一法則に基づいた戦術によっては、個人でも戦って勝つ方法が見出せるということになります。

▶︎ 「局地戦」「接近戦」「一騎討ち」

第二法則

「第二法則」では、銃や大砲などを使った近代的な戦闘を想定した法則で、第一法則ではいわゆる一騎討ちであるのに対し、第二法則では一人で多数を攻撃できることを想定した戦い方なので、より兵力の大きい方が有利になる仕組みになっています。

この場合、「兵力の2乗×兵器」を戦力して算出するため、兵力の差がより顕著になる法則と言えます。

第一法則が一騎討ちの接近戦であるのに対し、第二法則では飛び道具による遠距離戦と考えることができます。

この第二法則は、個人よりも企業の方がより有利になる法則になっています。

▶︎ 「広域戦」「遠隔戦」「確率戦」

ランチェスター戦略の実践方法

ランチェスター戦略は、前述のとおり第一次大戦の時に考えられた戦いに勝利するための法則を導き出したものになっています。

これをビジネスに応用したものをここでは「ランチェスター戦略」として紹介しています。
上記の「ランチェスター戦略の基礎」をビジネスに置き換えてみます。

  • 兵力=人材・資金
  • 兵器=商品・品質・ブランド力
  • 強者とは、市場のシェアNo,1
  • 弱者とは、市場のシェアNo.2以下

ここで言う市場のシェアNo.1は、必ずしも大企業ではないところがポイントで、どんなに有名な大企業であってもシェアNo.2以降であれば弱者として扱われます。

これらを踏まえて、ブログ運営と収益化に落とし込んでいきます。

局地戦を仕掛ける

ランチェスター戦略によると、間違いなく我々は弱者になるので、ビジネスにおける戦い方も一択しかありません。

広い市場を狙っても太刀打ちできないので、ターゲットやニーズをピンポイントで攻めるしかありません。

ブログ運営に置き換えた場合、どのように仕掛けたら良いのでしょうか?

よく言われているのは、ターゲットの人物像(ペルソナ)を細かく設定し、その人物の悩みを洗い出して、そこにピンポイントで悩みを解決してあげることです。

例えばこんな感じでペルソナを設定してみます。

  • 40代前半の既婚女性
  • 都内の2LDK賃貸アパートに住んでいる
  • 2歳になる子供が1人、共働きで家計を助けている
  • 2人目がほしいけど年齢的に不安
  • 共働きで生活がカツカツ、2人目を育てる自信がない

出来るだけ細かく設定して、その人物の状況や悩み、不安などを想像してみます。
この場合だと、いくつもの問題点が浮かび上がってきますよね?

どんな問題点があるか考えてみてください。

パッと思いつくのは、

  • 40代の妊活への不安
  • 2人目の子育てにかかる費用の心配
  • 共働きで2人目を育てる時間的余裕が無い
  • 2人目を育てるために保育園などの心配
  • 都内2LDKアパート住まいで経済的な不安

大まかには、「子育ての心配」と「経済的な不安」が見えてきますね。

ですが、このまま子育ての心配に対してアプローチしようとすると、20代や30代も同じように子育ての心配を抱えている人たちまで対象になってしまうため、「広域戦」になってしまいます。

この例だと、複数の悩みを同時に解決する方法を提案することを考えてみると上手くいきそうです。

「経済的不安を解消しながら始める40代の妊活」
「保育園の心配がない都内の格安賃貸物件を紹介」

のような感じで2つ同時に解決できるような提案があれば、ちょっと聞いてみたいと思いますよね?

市場を細分化する(セグメンテーション)

上記で紹介した局地戦を仕掛けるには、市場(マーケット)の細分化が必要になります。
ビジネス用語では、「セグメンテーション」と呼んでいます。

このセグメンテーションの成功例としてよく紹介されているのが、「高級生食パン専門店」です。

パン屋>パン専門店>食パン専門店>生食パン専門店>高級生食パン専門店

という感じで右に行くほど市場が細分化されていきます。
これによって「高級生食パンといえば◯◯◯」と認知されるようになり、シェアNo,1を獲得しました。

これを自分のブログに当てはめて落とし込んでみます。

ブロガー>おっさんブロガー>独身おっさんブロガー>50代独身おっさんブロガー

「50代独身おっさんブロガーといえば星乃」と呼ばれるようになったら嬉しいですね。
多分これでもまだ競合が多い気がするので、もっと細分化が必要かもしれません。
北海道在住50代独身おっさんブロガーとか。

例えば、「50代の独身おっさんブロガーが婚活で成功する方法」なんていう情報があれば、私の食指が伸びるかもしれません。

あなたのブログももっと細分化して分解してみると、ニッチで新たな市場が見つかるかもしれません。

各個撃破の戦略

こちらもビジネス戦略の成功例としてよく紹介されているのですが、「HISの各個撃破」があります。

HISという旅行会社は当初零細企業でしたが、大手がまだ開拓していないセブ島やタイ、バリ島などを中心に路線を開拓し、セブ島でシェアNo,1を獲得、次にタイに進出してNo.1を獲得、次にバリ島という感じで、1ヶ所に戦力を集中して市場を開拓し、そこでNo.1を取っていきました。

こうしてHISは急速に成長を遂げて、大手旅行会社の仲間入りを果たしたのです。

ブログを運営する戦略に落とし込むとすれば、特定のカテゴリに特化した記事を量産して、そのカテゴリで検索1位を獲得したら、次の新しいカテゴリに注力していく…

そうやってそれぞれのカテゴリで1位を獲得していけば、気づくとブログサイト全体で大きな力を手に入れることができます。

私のこのブログサイトであれば「SNS関連」の記事に特化して記事を量産し、そこでNo.1を取ったら次のカテゴリに力を注いていく。
(SNS関連だと厳しいので、もう少し細分化が必要ですが…)

このように戦略立ててブログ運営を考えると、雑記か特化かという問題も「特化」の方が良い結果を得られるという話も間違いではないことが分かりますよね?

まとめ

それでは、今回のランチェスター戦略についてまとめていきます。

ランチェスター戦略は、フレデリック・ランチェスター氏が第一次世界大戦の頃に発表した、勝利する(戦力が残る)ための法則をまとめたものです。

  • ランチェスター戦略は「弱者の戦略」と言われている
  • ランチェスター戦略は古くからビジネスにも応用されてきた
  • 第一法則は弱者の戦略、第二法則は強者の戦略
  • 弱者は「局地戦」「接近戦」「一騎討ち」で戦うべし
  • 局地戦は、市場の細分化が必須!
  • 各個撃破で、市場を取っていけ!
  • 雑記か特化か、弱者の戦略なら特化の一択

ランチェスター戦略を知ると、ビジネスに応用することもでき、ブログ運営にも活かすことができます。

ブログで稼ぐと決めたなら、ぜひ知っておいてほしい知識なので、覚えて実践して成果をゲットしましょう!!