先日、ブログ記事の書き方について紹介しました。
そこではブログの書き方について、どのような構成で組み立てていくかというところに重点を置いてお話ししました。
まだご覧になっていない方は、一度目を通しておくとブログの記事を書く時のヒントが掴めると思います。
今回は、より具体的にどのようなポイントに気をつけたら良いのか、順を追って解説していきます。
まだブログ記事の書き方について悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで理解を深めてください。
ただし、結構細かくなってしまったので、ここから先を読み進めるのであれば、心して掛かってください。
その分、身になる有益な気づきが得られるはずです。
こういった情報系のブログ記事は、「何かひとつでもタメになる情報を掴み取ってやろう!」という意識を持って読まないと、ただの養分として搾取されてしまうことになります。
この記事は無料で読めるのでその心配は無いのですが、常にそのような意識は持っておきましょう。
それでは始めていきますね。
ブログ記事を魅力的にする手順
ブログ記事を効果的に書くための手順を以下にまとめました。
これにしたがうことで、多くの人に読んでもらえる魅力的な記事を作成できるでしょう。
1. 目的を明確にする
最初に、記事の目的を明確にすることが重要です。
読者に提供したい情報や伝えたいメッセージを明確にしましょう。
例えば、
- 特定のトピックについて知識を共有する
- 問題解決のヒントを提供する
- 読者に娯楽を提供する
などのように目的は様々です。
2. ターゲット読者を特定する
誰に向けて記事を書くのかを考えましょう。
ターゲット読者を特定することで、彼らの興味やニーズに合わせた内容を提供できます。
ターゲット読者の属性や関心事を考慮し、記事をカスタマイズしましょう。
ターゲット読者(ペルソナと言います)の特性はできるだけ細かくキャラクター設定しておくと、興味やニーズを絞り込みやすくなります。
例えば、
- 50代ブロガー男性、結婚して25年、子育ても一段落したのでブログで副業を開始
- 30代女性ママブロガー、2人の子供を育てながら、夫にも内緒で夜な夜な執筆
- 40代サラリーマン独身男性、営業職で頑張るも頭打ち、現在転職を検討中
のように、年齢・性別・職業、現在の状況などを設定して、その人が抱える問題や悩みを想像してみましょう。
3. 記事のアイデアを洗練させる
興味深く魅力的な記事のアイデアを考えます。
他の人が関心を持ちそうなトピックや、自分の専門知識を活かした内容など、独自性やユニークさを追求しましょう。
また、読者の問題や疑問に対する解決策を提供することも有益です。
オリジナリティを生み出すには、競合を徹底的に分析する必要があります。
凡人の自分が思いつく発想は、大体みんなすでに思いついています。
幸い先駆者たちが歩いてきた道を今追いかけているところなので、先駆者たちが何を考え、何を発してきたかを窺い知ることができます。
それを知ることで、同じ話でも違ったアプローチだったり、変化をつけることができるようになります。
4. 記事の構成を計画する
ここでは記事の構成を計画します。
一般的な構成は、導入、本文、結論の3つのパートからなります。
導入では読者の関心を引きつける内容や背景情報を提供し、本文では主題を詳しく説明し、結論ではまとめや次のステップを示します。
記事の構成、書き方についてはこちらの記事でも紹介しています。
ぜひとも合わせて読んでみてください。
5. 引用やデータの収集
記事を裏付けるために、信頼性の高い情報源から引用やデータを収集しましょう。
事実に基づいた情報は読者の信頼を獲得し、記事の価値を高めます。
引用元やデータの出所を明示することも重要です。
現在Googleでは、「権威性」「信頼性」「有用性」が重視されています。
これらの価値を高めるひとつの方法として、引用したり、口コミやレビューを掲載すると良いでしょう。
6. キャッチーなタイトルを作成する
タイトルは記事の重要な要素であり、読者の注意を引く必要があります。
興味をそそる、具体的で簡潔なタイトルを考えましょう。
また、キーワードをタイトルに含めることで、検索エンジンでの表示やSEO(検索エンジン最適化)にも役立ちます。
先日Twitterで、ChatGPTを使った記事タイトルの作り方についてツイートしています。
少しだけ参考になると思います。
ブログの記事タイトルをChatGPTに相談してみるのも良いですね
— 星乃|ブログ×SNS副業ビジネス頑張るマン (@HoshinoBiz) May 29, 2023
プロンプト(指示書)は出来るだけ詳細にするとより精度が上がります
・文字数
・キーワード
・記事の内容
・提案数
この辺りをキチンと指示すると、思いのほか良いタイトルが出てきますね😊
7. リード文を魅力的にする
読者の注意を引くために、リード文を魅力的にすることが重要です。
興味を引くエピソード、引用、統計データ、問いかけなどを活用しましょう。
読者が続きを読む意欲を持つようなリード文を作成します。
リード文でしっかりと読書に興味を持ってもらわないと、一瞬で離脱されてしまいます。
ここで、誰に向けた記事なのかを明確にして、悩み・問題点を明確にして解決策を提示、解決しないデメリットなどをキチンと伝えることが大事になってきます。
8. 主題を明確にし、順序立てて書く
本文では主題を明確にし、論理的な順序で情報を提供しましょう。
段落を使ってテーマごとにまとめ、見出しや箇条書きを使用することで、読みやすさと整理性を高めます。
必要に応じて具体例やイラストなども利用して説明を補完しましょう。
ブログの書き順みたいなものもツイートしてたりします。
見出しだけ先に考えてみると、書きやすくなると思います。
【ブログの書き順】
— 星乃|ブログ×SNS副業ビジネス頑張るマン (@HoshinoBiz) May 29, 2023
1⃣文中の見出しを決める
2⃣小見出しも決める
3⃣各見出し毎の文章を書く
4⃣まとめを書く
5⃣記事タイトルを決める
ブログの筆が進まない時は、見出しだけでも考えてみるといいよ😊
9. 視覚的な要素を追加する
画像、グラフ、チャート、動画などを使用して、情報を視覚的に表現しましょう。
テキストだけでなく、視覚的な要素を記事に取り入れることで、読みやすさと興味を引く効果があります。
ただし、著作権に違反しないように注意し、適切な引用や許可を得る必要があります。
また、不用意に画像や動画を埋め込んでしまうと、ページを読み込む時間が長くなってしまい、表示されるまでに数秒かかってしまうと読まれる前に離脱されてしまいます。
大きな画像をいくつも表示してしまうと、記事を全部読むためにスクロールが長くなってしまうことも最後まで読まれにくくなるので注意が必要です。
10. 結論をまとめる
記事の結論では、主要なポイントをまとめ、読者に何かしらのアクションを促すことが望ましいです。
具体的なアドバイス、質問への回答、次のステップの提案など、読者が実際に行動に移せるような要素を盛り込みましょう。
11. 編集と校正を行う
しっかりと編集と校正を行い、読みやすく、正確でプロフェッショナルな記事に仕上げましょう。
記事の初稿は、文法やスペルミス、文の整合性などのエラーが含まれる可能性があります。
文章の長さや段落の構成なども見直し、読者の視点からの視聴性を確保しましょう。
リライトすることに面倒臭さを感じている人も多いのですが、誤字脱字を修正するだけでも十分大事なリライトになります。
どんなに素晴らしい教材を提供していてもどこかに誤字脱字があると、途端に興醒めしてしまうこともあります。
もちろん、そんな細かいことを気にして大事なポイントを見落としてしまうのはもったいないですが、少しでも誤字脱字は正しておきましょう。
SEOを考慮した組み立て方
記事をより多くの人に届けるためには、検索エンジン最適化(SEO)は重要な要素です。以下はSEOを考慮するための具体的な手順です。
これらの手順を実践することで、SEOに最適化されたブログ記事を作成し、より多くの人々に読んでもらえる可能性を高めることができます。
1. キーワードリサーチ
自分の記事に関連するキーワードをリサーチしましょう。
人々が検索クエリとして使用するキーワードやフレーズを把握し、記事内に適切に組み込みます。
キーワードリサーチの方法について、サクッと実施してブログ記事の執筆に専念する方法を紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
2. メタデータの最適化
ブログのプラットフォームやCMS(コンテンツ管理システム)によって異なりますが、記事のメタデータ(タイトルタグ、メタデスクリプション、URLなど)を最適化しましょう。
キーワードを適切に使用し、読者が検索結果でクリックしたくなるような魅力的な表現を心掛けます。
特にタイトルやデスクリプション(説明文)、見出しはSEOにとって最重要項目です。
同じターゲットのブログ記事を検索して、それらのタイトルの付け方、デスクリプションの書き方をリサーチして参考にしてみるのも良いでしょう。
3. 内部リンクの設定
自分の他の関連記事への内部リンクを設定しましょう。これにより、読者は関連する情報を探索できるだけでなく、検索エンジンも記事の関連性を理解しやすくなります。
作成している記事に関連する他の記事へのリンクは積極的に活用しましょう。
やりすぎはダメですが、適度に内部リンクを設置してサイト内をうまく循環できるようにしておきましょう。
4. タグやカテゴリの使用
記事に適切なタグやカテゴリを付けることで、ブログの検索機能やナビゲーションを改善します。
キーワードに関連するタグやカテゴリを選び、正確で整理された構造を作りましょう。
書いた記事との関連性がしっかりしていないとかえって読者を混乱させる原因になってしまうので、どの記事がどのようなカテゴリに含まれるのか、適切なタグ付けというのが大事になってきます。
5. URLの最適化
記事のURLを短く、分かりやすくするように最適化しましょう。キーワードを含めることで、検索エンジンにとっても分かりやすくなります。
URLに検索キーワードを含めることはSEOにとって大事になりますが、ひらがな・カタカナ・漢字は基本的には使えないので、英単語をうまく使って組み立てる必要があります。
「ブログ 書き方」であれば、https://xxxxx.com/blog-writing/ みたいな感じになります。
6. モバイルフレンドリーなデザイン
記事がモバイルデバイスでも適切に表示されるように、レスポンシブWEBデザインを採用しましょう。
モバイルフレンドリーなサイトは、検索エンジンのランキングにも影響を与えます。
ブログを始めたばかりでは、どうしたら良いか全く分からないと思います。
まずは、WordPressでレスポンシブ対応されているテーマを利用してみたり、アメーバブログのような既存のサービスを使ってみるという方法もあります。
おすすめのWordPressテーマ
- Cocoon
- JIN / JIN:R
- SWELL
- SANGO
7. シェアボタンの追加
記事を読者が簡単にシェアできるように、ソーシャルメディアのシェアボタンを追加しましょう。
これにより、記事の露出と拡散性が向上します。
さらに魅力的なブログ記事にするために
これらの手順やヒントを組み合わせて、魅力的で読まれる価値のあるブログ記事を作成してください。
読者のニーズや関心に合わせ、継続的に高品質なコンテンツを提供することが、成功するブログの鍵です。
ユーザビリティを重視する
読者が快適に記事を読めるように、フォントや行間、段落の長さ、見出しの使用など、読みやすさに配慮しましょう。
また、文章を簡潔で分かりやすく書くことも重要です。
引用やリンクの適切な使用
他の信頼性のあるソースからの引用や、関連する情報へのリンクを適切に使用しましょう。
これにより、読者への情報提供が充実し、記事の信頼性が高まります。
目次や要約の追加
長い記事の場合、目次や要約を追加することで読者が記事の概要を把握しやすくなります。
また、目次はSEOにも役立ちます。
段落の構造化
長い文章をひとつの段落に詰め込まず、情報を明確に整理しましょう。段落ごとに異なるアイデアやトピックに取り組むことで、読みやすさと理解しやすさを向上させます。
一言でいうと、「こまめな改行」が読みやすさを生み出す重要なファクターになります。
改行せずに長々と書かれた文章は、それだけでパッと見で読みたくなくなる要素になってしまいます。
できればひとつの段落は3行以内に収めるようにしましょう。
コメントやフィードバックの活用
読者からのコメントやフィードバックを積極的に受け入れ、コミュニケーションを図りましょう。
読者との対話はブログのコミュニティを築き、読者の関心を高める手段となります。
ブログ記事に対してのコメントやフィードバックは、下手するとクレームの温床になってしまう場合もあるので注意が必要です。
ただし、うまく活用すればシェアボタンと同じように記事の拡散性が向上します。
まとめ
それでは、ブログ記事を魅力的なものにしていくために必要なことをまとめていきます。
ブログ記事を魅力的にする手順
- 目的を明確にする
- ターゲット読者を特定する
- 記事のアイデアを洗練させる
- 記事の構成を計画する
- 引用やデータの収集
- キャッチーなタイトルを作成する
- リード文を魅力的にする
- 主題を明確にし、順序立てて書く
- 視覚的な要素を追加する
- 結論をまとめる
- 編集と校正を行う
SEOを考慮した組み立て方
- キーワードリサーチ
- メタデータの最適化
- 内部リンクの設定
- タグやカテゴリの使用
- URLの最適化
- モバイルフレンドリーなデザイン
- シェアボタンの追加
さらに魅力的なブログ記事にするために
- ユーザビリティを重視する
- 引用やリンクの適切な使用
- 目次や要約の追加
- 段落の構造化
- コメントやフィードバックの活用
これらの項目をひとつひとつ理解して、ご自身のブログに活かしてください。
いきなり全てを組み込んでいくことは難しいかもしれませんが、ひとつでも今すぐ活かしていけば、魅力的なブログ記事に近づいていくことは間違いありません。
手を抜かずにしっかりと活かしていきましょう。