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雑記

新年早々の災害で思うこと

新年早々の災害で思うこと

こんにちは、星乃です。
今年もよろしくお願いします。

2024年1月1日、16時10分頃、能登半島を震源とするマグニチュード7.6(推定)の地震が発生した。

その直前までは、一粒万倍日と天赦日が重なる非常に珍しい縁起の良い日ということで、有名人の結婚ラッシュなど、お祝いムードが広がっていた。

そんな新年を迎えていた最中、北陸地方を大きな地震が襲った!

その時、私は…

私はちょうど福袋など、初売りのハシゴをして正月気分を満喫していたんだけど、帰りの車の中でカーナビのテレビからその一報が流れてきた。

阪神淡路の時も、東日本の時も、北海道南西沖の時も、日本海中部の時も、最初は「ああまた地震か…」くらいに思ってその報道を観ていた。

それから程なくして、どんどん激しい惨状が明らかになっていき、事の重大さを思い知ることになる。

胆振東部の時は、感じたことの無い激しい揺れを己の身に感じたので、すぐに事の重大さに気づくことができたが、今回の能登半島での地震は札幌では揺れを感じることは無かったので、まだそれほど大ごととは思っていなかった。

車の中でニュースを観ていて、最初に頭をよぎったのは、一人で留守番をしていた高齢の母のことだった。

カーナビのチャンネルを切り替えるとどの局も地震の緊急速報に番組が切り替わっていた。

一人で部屋にいて、緊急速報ばかり流れている状況で、不安になり心を痛めているのでは無いかと心配になって、急いで帰宅した。

案の定、母は一人で速報ばかりぶつけられる状況で気持ちが落ちていた。
テレビを消せばいいのではと思うかもしれないが、夜寝る時もテレビが点いていないと寝られないタチの母に、無音の中一人でいることはもっと辛いことだ。

こういう災害の時には、全国にネットワークがあるNHKが一番活躍するんだけど、危機感を煽るように「命を守れ」「逃げろ」と訴える。

これは東日本大震災の教訓なので、止むを得ないことだとは理解している。

何度も何度も警報アラームがけたたましく鳴り響き、命を守れ、高台へ逃げろと捲し立てる声に、高齢の母は心を痛め、胸に苦しさを覚えていた。

こういう大きな災害の時には、気分が悪くなって救急搬送される人がいるが、母もその一歩手前だったかもしれないと思うと、私は少しテレビに対して疑問を感じてしまった。

被害の無い地域に対してこんなアラームや捲し立てるようなアナウンスは、果たして本当に必要なのか?

被害地域に対してのみ行うことはできないのか?

どこまで被害が想定されるのか分からない段階では仕方ないと理解はしているが、何とかできないのだろうかと…うん、もどかしい。

ネットで見た、人間の本質

私は、PCを開きネット上での反応も含めて情報収集をおこなった。

𝕏の画面を開き、流れてくるタイムラインに目を落とすと、少し気分が悪くなった。

誰も彼もが、心配する声、無事を祈る声を上げていた。
まぁそれだけならいいが、そんな中でも平然とコンテンツ販売の告知を続けていたり、自分の成果を自慢げに語っていたりというものが流れてきた。

それはビジネス垢であれば、当然なのかもしれないが、状況が状況だけに少しくらい控えてもいいのにな…と思った。

私の何か発言しようと思って、何度もポストしようと記事を書いたけど、結局「ポストする」ボタンは押せなかった。

このような大災害が起きた時に、SNSなどネットの情報が役に立つこともあるが、同時にネットの情報が混乱を招くことは昔から多々あった。

言いたいことは山ほどあったけど、地震発生から数日のこの段階では余計な発言は控えて静観しておくことが賢明だという気持ちが、ポストボタンを押すのをためらわせた。

さらに私の気分を悪くさせたのは、「フェイク情報の拡散」と「必要以上の自粛ムード」だった。

こんな時でも平気でビジネスを進めたり(それ自体は悪いことではない)、努めて平静を装って普段どおりに振る舞うことは、まあいい。

フェイク情報の拡散や必要以上の自粛ムードはどうだ?

本人たちは正しいことだと思ってやっているかもしれないが、多くの人間に迷惑をかけている行為だということに、もうそろそろ気づいた方がいい。

被災地に千羽鶴や寄せ書きを送りつけることと一緒だ!

東日本大震災の時にみんな学んだはずだ。

結局人間の本質が炙り出される結果になってしまっただけのような気がした。

フェイク情報の拡散

東日本大震災の時に、無数のフェイク情報が拡散されて大きな混乱が起こった。

熊本地震の時だってそうだ。

全く関係ない地域の被害画像が溢れかえり、身に覚えのない被害、個人情報の拡散…

そのリポストしている内容は本当に正しい内容か?
そのアカウントは信用できるものなのか?

ちょっと調べたら分かることだよ。

本当に救助が必要なら𝕏なんかでポストしている場合じゃないだろ?
普段なら晒さない個人情報を緊急時だからって晒したりしないだろ?

私なら晒さない。晒すとしてもクローズドな場所で、知人や親戚に対してだ。

不特定多数に個人情報なんて晒すことは絶対にしない。

必要以上の自粛ムード

東日本大震災のことを引き合いに出してばかりで申し訳ないけど、それが一番の教訓になったはずだったんだ。

当時は、CM広告を打つことすら不謹慎と言われ、CM自粛となり、JCの「ポポポポーン」だけになってしまった。

逆に、このJCの広告を見聞きするだけで胸が苦しくなって、体調を崩す人も現れたくらいだ。

そこで必要以上に自粛することはかえって問題となることを学んだ。

だから私も今はできるだけ普段どおりに過ごすことに努めている。

おりしも新年、1月1日だ。
本来ならテレビでも街中でもお祝いムードに溢れているはずである。

私はウマ娘が好きで、C.ルメール、武豊、北島三郎が登場するCMが気に入っていた。
このCMでサブちゃんの元気な姿を拝めて嬉しかった人も多かったはず。

そのCMが自粛となり、YouTubeからも削除されてしまった。

これはあくまでも一例にすぎないけど、必要以上に自粛してしまう背景には、不謹慎厨と呼ばれる輩がいるということがある。

何でもかんでも不謹慎だと騒ぎ立て、自粛に追い込まれてしまう企業がたくさんあった。

災害発生直後は仕方がない。
お正月特番が全て飛んでしまったのは、止むを得ないことではある。

でもある程度の段階では、努めて通常運転に戻すべきだ。

私も胆振東部地震の時にブラックアウトを経験し、被災者の立場というものを経験した。
その時の経験、東日本大震災の教訓から、努めて通常運転に戻すべきだと考えている。

被災者に配慮するのは当然だけど、被災者はできる限り早く日常を取り戻したいとも思っているんだ!

被災していない人間も一緒になって落ち込んでいるのは、復興の妨げにしかならない。

まとめ(られない)

今回、1月1日という特別な日に、とんでもないことが起きてしまったので、言いたいことは山ほどあるんだけど、うまくまとめることはできなかった。

元日とか、お正月とか、そんなカレンダーは人間が勝手に決めてことなので、自然界には関係ないこととは言え、タイミング悪いだろとはどうしても思ってしまう。

この記事を書いている𝕏のアカウントは、一応ビジネス垢として運用しているから、ビジネス界隈のタイムラインが溢れている。

そんな中に身を置いていると感じてしまうのは、「ビジネスインフルエンサーほど、こんな時には静かになる」ってこと。

余計なポストはしない方が良いというスタンスなので、それはそれでいいんだけど、大きく稼いでいるなら、こんな時こそやれることがあるだろうと思ってしまう。

Yahoo募金というものが開始して、いろいろな方が寄付したと報告を上げるようになった。

そうするとみんな寄付したと成果報告するようになって、ああまたかと感じるのも悔しい。
ちなみに私も本当に微力ながら募金しました。

「しない慈善より、する偽善」

売名だとしてもしないよりはマシ…だけど、タイミングとか段階というものがあることも東日本大震災で学んだよね?

今の段階では募金くらいしかできない。

物資の寄付やボランティアは、もっと先の話。
分かるよね?
今のタイミングで個人で物資を寄付したり、現地に赴くのは迷惑でしかないよ。

これ以上は、本当に取り留めない話でキリが無くなってしまうので、終わりにしたいと思います。

皆さんそれぞれ思うこともあるでしょう。
私も思うことが溜まりに溜まってしまったので、ただつらつらと書き殴ってしまい、文章構成も何もない駄文になってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。

被災者におかれましては、まだまだ余震(とは最近言わないけど)も続くと思うので、大変かと思います。

ニュースを観るたびに心を痛めています。

一刻も早く復旧して日常を取り戻してもらいたいと願うばかりです。