【景品表示法に基づく表記】
本サイトのコンテンツには商品プロモーションが含まれる場合があります。

ブログ関連

【要対策】ブログ初心者が恐れるアドセンス狩りとは?

【要注意】ブログ初心者が恐れるアドセンス狩りとは?

ブログを始めてしばらくするとこんな話を聞いたことありませんか?

黒い猫

ブログのURLを晒すとアドセンス狩りに遭うから気をつけろ!

ブログを始めたばかりの頃は、たくさんの人に見てもらいたいので、各種SNSでブログのURLを貼り付けて宣伝したくなりますよね?

そうすると、ベテランブロガーら諸先輩たちから上記のようなアドバイスをいただきます。

一方でアドセンスはPV(ページビュー)が命であると教えられるので、とにかくアクセス数を伸ばしたい衝動に駆られます。

私はまだ弱小ブロガーなのでアドセンス狩りに遭ったことは無いのですが、Twitterを見ていると「アドセンス狩り」に遭ったという報告をチラホラと見かけます。

これからブログを始める人も、ブログを始めたばかりの人も、すでに結構ブログを続けている人も、この機会にしっかりと「アドセンス狩り」について理解を深めておきましょう!

アドセンス狩りとは?

Google AdSense(アドセンス)には、公式にプログラムポリシーというものが設定されています。

その中で「無効なトラフィック」というものが定義されており、それに該当すると収益が無効となったり、最悪の場合アカウントが停止もしくは無効化となってしまう恐れがあります。

健全なパブリッシャー(いわゆるブロガーのことです)は、これらに抵触しないように配慮してブログ運営されているのですが、このポリシーを悪用して収益化を妨害したり、アカウント停止に追い込むと言った不正行為を仕掛けてくる悪質がユーザー(サイト利用者・訪問者)が存在します。

こういった悪質な妨害行為が「アドセンス狩り」と呼ばれています。

無効なトラフィックとは

Googleの公式なプログラムポリシーでは、以下のように定義されています。

  • サイト運営者自身が広告をクリックして、クリック数やインプレッション数を増やす行為
  • 1人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やす行為
  • サイト運営者自身が、広告をクリックするように誘導する行為
  • 自動クリックツールやトラフィックソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェアの使用

全般的に、クリック数やインプレッション数を作為的に増やすいかなる行為も禁止とされています。

アドセンス狩りに遭わないための対策

せっかく頑張ってたくさん記事を書いて、多くの人に読んでもらうために色々と施策を打ってようやくアクセス数が増えてきて、アドセンスも収益が少しずつ増えてきたところで、アドセンス狩りに遭ってしまったら、やる気だけでなく収益の機会も奪われてしまいます。

こんな悲しいことはないので、ある程度の対策をしておく必要があります。

アドセンス狩り対策のプラグイン導入

WordPressでは、アドセンスの不正アクセスを防ぐためのプラグインがいくつか用意されています。

一番有名で多くの人が利用しているプラグインに「Ad Invalid Click Protector」というものがあります。

プラグインの新規追加で「Ad Invalid Click Protector」と検索すると一覧に出てくるので、インストールして有効化しましょう。

プラグインの設定は、基本的にはデフォルトのまま特に変更する必要はありません。
このプラグインでは広告に対して

  • クリック回数を制限(3回)
  • クリック間隔を制限(3時間)
  • 訪問禁止期間(7日間)

という制限を設定しています。
状況に応じて調整していきますが、場合によっては上記以外に、広告を除外する国コードを指定することで、特定の国からのアクセスをブロックします。

プラグインを導入しても効果が無いという話もありますが、対策しないよりはマシだと思います。

異常なアクセス数増加が無いかチェック

上記のプラグインである程度の対策はできますが、それでもGoogleから不正アクセスだと認定されてしまうこともあります。

普段から「Google Search Console」でアクセス数を監視しておきましょう。
Google アナリティクス」も併用して監視するとより良いですね。

アドセンスに不正なアクセスをする場合は、悪意のあるプログラムによって機械的にアクセスして来ることが多いので、普段とは明らかに違うアクセス数になったり、短時間で何度も同じページにアクセスしたりということが起きます。

普段からこまめにアクセス数を監視しておけば「知らないうちにアドセンス狩りに遭っていた!」ということも防げるかもしれません。

アドセンスでクリック率を監視する

こちらも普段から監視しておくと、いざという時の対応に役立つかもしれません。

「Google AdSense」内でレポートを開き、クリック率の項目を追加して「クリック率」の異常な増加が無いか監視しておきましょう。

最近、アドセンスのポリシーが更新されて多くの方が一時的に広告表示制限がかけられてしまいました。

これはクリック率が高すぎることによって、不正アクセスとして認識されてしまった可能性が指摘されています。

目安としては、平均0.3〜0.5%くらいで推移するように調整しておくと良さそうです。
1日で見た時には、0.5〜1.8%くらいの範囲であれば大丈夫そうです。

自分のアクセスを控える

意外とやってしまいがちなのですが、新たに記事を書いたり、デザインを調整したりすると、自分で何度も確かめてページを開いてしまいますよね?

これによって、短期間に同じ人が何度もアクセスしている、広告の表示回数が増え過ぎている、といった状況になってしまい、Googleから不正認定を受けてしまう恐れがあります。

自分のサイトを確認したい気持ちはありますが、あまり頻繁に確認することは控えましょう。

広告の貼り過ぎに注意!

私も結構やってしまいましたが、1ページ内に5個も6個も広告が貼られているのは、多すぎるかもしれません。

私の場合は、自動広告の他に3箇所ほど広告を貼っていました。

結果としてクリック数、クリック率が上がり、収益も増えたのですが、Googleから広告の制限がかけられてしまいました。

広告をある程度減らして様子を見ていたところ、現在は制限解除されています。

広告を貼り過ぎていると、それだけアドセンス狩りのターゲットになりやすくなってしまったり、Googleからの不正認定も受けやすくなってしまいます。

気をつけましょう!!

もしアドセンス狩りに遭ってしまったら

もしアドセンス狩りに遭ってしまったらどうしたら良いのでしょうか?

どんなに対策をしても、監視を強化しても、アドセンス狩りを完全に防ぐことはできません。

もしアドセンス狩りと思われるような現象を発見したり、Googleから不正の通知が来たら、まずは以下の連絡フォームで報告しましょう。

無効なクリックの連絡フォーム

報告の仕方は、以下の画像を参考にしながら都度報告内容をできるだけ詳しく書きましょう。

無効なクリックの連絡フォーム画面イメージ

【お名前】
Google AdSenseに登録しているGoogleアカウントの氏名をフルネームで記入します。

【連絡先メールアドレス】
Google AdSenseに登録しているGoogleアカウントのgmailアドレスを記入します。

【AdSenseパブリッシャーID】
pub-で始まる16桁の数字がパブリッシャーIDです。
アドセンスのメニューから「アカウント」「設定」「アカウント情報」で確認できます。
pub-を除いた16桁の数字だけ入力すればOKです。

【広告コードが表示されるURL】
当該サイトのトップページのURLを記入します。

【トピック】
2択になっています。
「アカウントでの通常と異なるアクティビティを報告する」を選択します。

【クリック操作が発生した日時】
可能な限り詳しく書いた方が良いですが、日にちだけでも構いません。
例)2023年00月00日99時99分頃

【クリック操作が無効であると判断した根拠を説明した段落】
できる限り具体的な状況を記載します。
通常はこうなっているけど、異常があった時はこうでした。とか…

  • 通常のCTRと異常時のCTR
  • 通常のクリック数と異常時のクリック数
  • 普段の状況と比べて、異常時はどのようになっているか

などの情報があると良いですね。

実際問題として、Googleから不正と判定されてしまったら、報告する以外に対処方法がありません。

不正判定されて広告が制限を受けてしまうと、約10日〜1ヶ月ほど広告が規制されてしまいます。

この間に報告を上げておかないと、場合によってはアカウント停止や剥奪となってしまうことがあるので、アドセンス狩りに遭ったと思ったら速やかに報告しましょう。

まとめ

アドセンス狩りは、合格したばかりの初心者ブロガーやアンチの多いブロガーが被害に遭いやすい悪質な不正行為です。

Googleのポリシーで禁止されている行為を逆手に取って、不必要に広告をクリックするなど、収益を妨害する極めて悪質な行為です。

意外とやってしまいがちなのですが、自分で広告をクリックしてしまうとか、家族や知人が気を利かせてクリックしてしまうとか、いわゆる「セルフアドセンス狩り」を行ってしまうことがあります。

セルフアドセンス狩りは自分で防ぐことができるので、家族や知人にも不用意にクリックしてしまうと違反になってしまうことを伝えて気をつけておきましょう。

アドセンス狩りに遭わないために実践しておくことは、

  • 対策用プラグインを入れておく
  • 異常なアクセス数増加が無いかチェックする
  • アドセンスでクリック率を監視する
  • 自分のアクセスを控える
  • 広告の貼り過ぎに注意する

などが挙げられます。
また他にも気をつけておきたいところとしては、

  • SNSでブログサイトを過度に宣伝しない
  • アドセンスに合格したことを自慢げに話さない

など、アドセンス狩りを招き入れるような行動は慎んだ方が良いでしょう。
とりあえずブログ記事を書いてサイトを充実させることに注力しましょう。

もし、アドセンス狩りに遭ってしまったら、以下の対処が必要になります。

  • 異常なクリックやアクセスがあった状況を把握する
  • 具体的なクリック数やCTRなどを記録しておく
  • Googleに無効なクリックが発生した旨を報告する
  • 広告制限がかかってしまったら、解除されるまで待つ

広告に制限がかかってしまうと、約10日〜1ヶ月程度の間、広告収入がストップしてしまいます。

その間にGoogleに無効なクリックが発生したことを報告しない場合、アカウント停止や無効化の措置が取られてしまう場合もあるので、アドセンス狩りが発覚したら速やかにGoogleに報告しましょう。

報告は以下のページから行うことができます。

無効なクリックの連絡フォーム